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夏のテラス席や屋外イベント、商業施設などでは、「暑さを少しでも和らげたい」「屋外でも涼しく過ごせる空間をつくりたい」と感じる場面が少なくありません。しかし、屋外はエアコンで空間全体を冷やせる室内とは条件が大きく異なります。そのため屋外の暑さ対策では、空間全体を冷やそうとするのではなく、日差しを遮る、風をつくる、人がいる場所を集中的に冷やすなど、環境に合わせて複数の方法を組み合わせることがポイントです。
この記事では、屋外でできる代表的な暑さ対策から、スポットクーラーや屋外用エアコンの違い、機器を選ぶ際のポイントまでご紹介します。飲食店のテラス席、ホテル、商業施設、イベント会場などの暑さ対策をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
▶屋外の暑さ対策が難しい理由
室内であれば、エアコンによって冷やした空気を一定の空間内に保つことができます。一方、屋外には壁や天井がない場所も多く、せっかく冷やした空気も周囲へ流れてしまいます。また、直射日光や地面からの照り返し、風などの影響も受けます。そのため屋外では、「場所全体の温度を下げる」という発想だけでは十分な効果を得にくい場合があります。そこで重要になるのが、暑さの原因を取り除き、人が滞在する場所に涼しさをつくることです。
例えば、
・日よけで直射日光を遮る
・扇風機などで風をつくる
・ミストによる気化熱を利用する
・スポットクーラーで冷風を届ける
・屋外用エアコンで人が滞在する場所を集中的に冷やす
など、設置環境や用途に応じた方法があります。
▶屋外でできる暑さ対策5選

1.日よけ・シェードで直射日光を遮る
まず検討したいのが、パラソルやオーニング、シェードなどを使って直射日光を遮る方法です。屋外では日射そのものが暑さの大きな要因となるため、日陰をつくることは基本的な暑さ対策の一つです。テラス席などでは、日差しの入り方や時間帯を確認し、効果的に日陰をつくることが大切です。一方で、気温や湿度そのものが高い環境では、日差しを遮るだけでは十分な涼しさを得られない場合があります。 特に高温多湿の日には、日陰に入っても暑さを感じることがあります。
2.扇風機やサーキュレーターで風をつくる
比較的導入しやすいのが、扇風機やサーキュレーターです。空気そのものを冷やす機器ではありませんが、風を身体に当てることで汗の蒸発を促し、体感的な涼しさにつながります。一方で、外気温が非常に高い環境では、送風だけでは十分な暑さ対策にならない場合もあります。
3.ミストを活用する
細かな水の粒を噴霧し、水が蒸発するときに周囲の熱を奪う「気化熱」を利用する方法です。商業施設やイベント会場などで見かけることも多く、広い屋外空間でも利用できます。ただし、湿度や風などの環境によって効果が変わるほか、設置場所によっては濡れや水の管理について考慮する必要があります。
4.スポットクーラー・冷風機を利用する
「人がいる場所へ冷たい風を直接届けたい」という場合には、スポットクーラーなどが選択肢になります。室内用エアコンのように空間全体を冷やすのではなく、必要な場所を集中的に冷やすことを目的とした機器です。工場や作業場で使われるイメージが強いかもしれませんが、機種によってはテラス席やイベントなど、屋外・半屋外空間で活用できるものもあります。
5.屋外用エアコンを利用する
テラスや商業施設など、より本格的な暑さ対策を行いたい場合には、屋外空間での利用を想定して設計されたエアコンも選択肢になります。屋外では冷気が拡散するため、室内のように空間全体を一定温度に保つのではなく、人が集まる場所へ冷風を届けて涼しいスポットをつくるという考え方になります。
▶手軽にスポット冷房を導入するなら「ドライクールⅡ」
屋外・半屋外空間で手軽に冷風を取り入れたい場合の選択肢として、フジガスでは屋外冷風機「ドライクールⅡ」を取り扱っています。ドライクールはスポットクーラーとサーキュレーターを組み合わせた移動式の冷風機。テラス席など、屋外空間で使うことが出来る防滴性能を備えながらも、一般的な100V電源で使用でき、キャスターが付いているため、必要な場所へ移動させながら使用できます。また、電源工事やドレン排水工事を必要としないため、大掛かりな工事をせずに導入しやすいことも特徴です。
例えば、
・レストランやカフェのテラス席
・ホテルの屋外スペース
・テーマパーク
・屋外イベント
・一時的な作業スペース
「必要な場所へ冷風を届けたい」という用途に適しています。ただし、屋外全体を冷やす機器ではありません。広い範囲をカバーしたい場合などは、別の方法を検討した方が適していることもあります。
▶広い屋外空間の暑さ対策なら「アウタータワー」
より広い屋外空間に冷風を届けたい場合には、ダイキンの屋外用エアコン「アウタータワー」という選択肢があります。アウタータワーは屋外での利用を想定して開発されたエアコンで、前後左右4方向から冷風を吹き出すことができます。ダイキンによると、冷風を約3m先まで届けられる設計となっており、カフェ・レストランのテラス、イベント会場、商業施設などでの利用が想定されています。室内機と室外機が一体になっているため冷媒配管工事は不要ですが、設置には電源工事やドレン排水工事が必要です。
「簡単に移動させながら使いたい」という用途よりも、一定の場所に設置して屋外空間の暑さ対策を行いたい場合に向いています。


▶ドライクールⅡとアウタータワーはどう選ぶ?
どちらも屋外の暑さ対策に利用できる製品ですが、特徴は異なります。「どちらの方が優れているか」ではなく、どこで、誰が、どのように利用するのかによって適した製品が変わります。設置環境を確認したうえで選ぶことが大切です。

▶冷房機器だけに頼らない暑さ対策も大切
屋外冷房は暑さ対策の有効な選択肢の一つですが、冷房機器を設置すれば熱中症対策が完了するわけではありません。特に従業員が屋外で作業する場所では、気温だけでなく湿度や輻射熱なども考慮し、休憩場所の確保、水分・塩分補給、作業時間の調整などを組み合わせる必要があります。
2025年6月には改正労働安全衛生規則が施行され、一定の条件下で行われる暑熱環境での作業について、熱中症の自覚症状がある作業者などを早期に発見するための報告体制の整備や、重篤化を防止するための手順作成・周知が事業者に義務付けられました。冷房機器はあくまで暑さ対策の一つとして、設備と運用の両面から環境を整えていくことが重要です。
まとめ|屋外空間に合った暑さ対策を選びましょう
屋外の暑さ対策には、日よけ、送風、ミスト、スポットクーラー、屋外用エアコンなどさまざまな方法があります。大切なのは、「最も冷える機器」を選ぶことではありません。利用人数、冷やしたい範囲、電源環境、移動の必要性、空間のデザインなどを考慮して、その場所に合った方法を選ぶことです。例えば、必要な場所へ手軽に冷風を届けたい場合には「ドライクールⅡ」、より広い屋外空間で本格的な暑さ対策を行いたい場合には「アウタータワー」など、それぞれに適した利用シーンがあります。フジガスでは、屋外空間の用途や設置環境に合わせて、暑さ対策に適した機器をご提案しています。
「テラス席を少しでも快適にしたい」「自分たちの施設にはどの機器が合うのか分からない」といった段階でも、お気軽にご相談ください。
関連製品
・屋外冷風機「ドライクールⅡ」
・屋外用エアコン「アウタータワー」
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